厳密にいうと高校入試とはいえないかもしれないが
愛知県ではトヨタ工業学園に入ることを選ぶ中学3年生もそこそこいる（高校3年生が選ぶコースもあるがここでは主に中学3年生を対象とする）
ここは一般の高校入試情報に載っておらず、情報が極端に少ない
合否がどうやって決まるかすら良くわからない
ネット上の噂を拾っていくと
申し込み
中学校を通じ、所轄の公共職業安定所へ相談票提出
希望する者は第１志望でなければならない
募集人員は年により異なる
2012年度は高等部（中学3年生が選ぶコース）が100名・専門部（高校3年生が選ぶコース）120名の計220名と発表されている
学力試験
国語・数学・英語の3教科行われる。問題を持ち帰ることはできない
過去問については説明会で1回分入手可能。模範解答はついてない
試験日は毎年1月20日頃。愛知県内生と県外生とで入試日が1日ずれる、試験場所は愛知県である
九州全域・沖縄県・山口県在住者は試験場所が異なり福岡県となる、入試日も異なる
受験会場までの交通費はトヨタ負担
配点は国語と英語が50、数学100で数学重視らしい
面接・
適性検査
学力試験と同じ日に行われる
合否ライン
約半数が落ちる。募集人員分は必ず採ってくれるという甘い基準ではなさそうである。定数を割ろうが遠慮なく落とされる
面接で決まるもよう。学力が飛び抜けて高い生徒が平凡な学力の生徒にまで負けてしまうことがよくある
私企業なのでコネがある方が有利なはず、だが、聞かれもしないのにそれを自慢するような生徒は落とされる
手先が器用であるとか、体力があるという理由でも合格するらしい
トヨタの人事が訪問先の中学校で述べたとされる言葉によると
明るく、元気、協調性があること、さらに欠席が少ないことが大事とか
過去問
前述のように1回分は入手できる
管理人は数学の問題だけ実際に解いてみたことがある
難易度は普通で愛知県公立高校入試問題過去問で勉強していれば十分対応可能と思う
入試日が早い（1月20日頃）のには要注意。範囲は中学3年生まで全部なので中学校によっては
”三平方の定理”まで全部終わってない可能性がある。難易度普通なので捨てられない
中学全範囲勉強しておこう
以下は管理人の個人的見解
経済的に非常に恵まれる、人生の選択として悪くない
ただし、中学3年生時点で一生の職業まで決めてしまうのは誰もが出来る訳ではない、とも思う
さて、この道を選んだ人のその後の一生だが
トヨタ工業学園に入り3年で卒業すると高校卒業資格が得られる
トヨタ自動車（株）に高卒（技能員）扱いで入社
1年間働くとごく一部の人だが豊田工業大学に進学できる
豊田工業大学を卒業すると今度は大卒（事技員）扱いでトヨタ自動車（株）に再入社
トヨタ工業学園在学中からおこづかいがもらえる
手取りは不明（半分以下になるらしい）だが生徒手当(120,000 円)毎月支給あり
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数学
特に中学生に解けない、というのでないと思うが
過去問で中3生が予想外に苦戦してた問題を類題として紹介しておく
式の変形
[ ]内の文字について解け
2bm=a+b [b]
答え
2bm-b=a
b(2m-1)=a
両辺を2m-1で割る（2m-1=0でないとき）
b=a/(2m-1)
等式の変形は中2で習うのだが
因数分解は中3で習う為、中2段階の難問が解けていても
因数分解が必要になると面食らうようで出来は悪くなる
一度教えたらすぐ出来たので、それほど難しい問題でない
因みに2m-1=0（m=1/2）でないとき、というのは中学生は記述しなくても
正解になると思う
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